仕事と育児との両立は、それほど簡単に出来ることではないと思われているが、中には両立を当たり前のように成し遂げる人も少なくない。海外に目を向けると、子供をたくさん抱え、仕事を頑張っているキャリアウーマンを良く目にする。それでは、そんなワーキングママたちの仕事と育児の両立のコツは一体何なのだろう?
まず注目したいのは、一人で全て成し遂げようとしないことだ。在宅で仕事をしない限り、一人で完璧に仕事と育児を両立するのは不可能と言っても過言ではない。男性と女性が結ばれる理由としては、足りない要素を補い合おうという目的もある。世の中の自然の仕組みは、支え合う仕組みによっても成り立っているので、自然の法則に従うのであれば、夫婦で役割を分担したり、時には両親に子どもを預けることも恥ずかしいことではないのだ。育児の考え方に違いが現れることを恐れて、両親に子どもを預けることに抵抗を感じる人もいるかもしれないが、そこは柔軟に考えてほしい。様々な人との交流は、子どもにとっても良い影響を与えることにつながるはずだ。
子どもの中には、大人が思っている以上にしっかりしている子もいる。そのため、脳が成長しやすい時期に、多くの人に愛情を持って接してもらえると、それは成長への大きな糧になるのだ。だから、共稼ぎをする女性は、育児を一から十まで全部一人でこなそうと考えることの限界を知り、柔軟に対応してほしい。そうすれば、育児の辛さも軽減されるだろう。